当社の屋根に設置された太陽光発電装置。
静かに音もなく…しかし毎日毎日着実に電力を生み出しています。
太陽光発電ですから新潟での冬場は厳しいものがあります。
新潟の冬を想像すると、とてもお日様が照りつけるイメージではありません。
しかも雪が積もりますし…。
しかしながら本日は、ここのところ数日続いた冬型の気圧配置も緩み、時折薄日も差す週末となりました。
そんな中先ほど事務所に来てみると一つの発電表示パネルに、写真の様なメッセージが表示されていました。
「おめでとうございます…」
こんな書き出しだから何かとおもいますよね。
しかもネットに繋がっている訳でもありません。
わが社に設置した太陽光パネルに接続された装置が電力値を計測していて、累計で10,000kwになった事を告げてくれたわけです。
思わずお日様からのメッセージみたいで嬉しくなりました!
ちなみに当社は二つの太陽光発電装置が屋根に上がっているのですが、今回のメッセージはそのうちの5.1kwの発電パネルからのメッセージです。
この設備は設置してから20か月経過、よって累計から換算すると1か月に475kw、1年で5,700kwもの発電をしたことになります。
これは新潟での実績としては関東圏に迫るデータです。
わかり易く言うと、年間の発電量の目安はパネル設計発電値の約1,000倍です。
これが日当たりの良好の地域に行くと1,200倍以上に及ぶ事も。
もちろん設置された向きや角度の影響も大きくて一概に比較はできませんが、雪国新潟でもこれだけの電力を発電出来ると言うことに私は大きな可能性を感じます。
表示装置の写真で、左が今回メッセージのあった装置、右は母屋にある設備で設計値5.6kwなのですが、東に向いて設置されているために夕方近いこの時間では、およぞ西向きに設置された左側の西向きの設備よりも既に発電量は下がっているわけです。
青空をバックに、黒く吸い込まれそうな太陽光パネルですが、こうして光が当たるだけで静かに発電してくれるなんて、やっぱり相当素敵でわくわくします。
当社は今、長野県と新潟県内において、メガソーラーに近い発電設備の計画を立てており、経済産業大臣からそのうち二か所の設備認定を既に頂いています。
設備が建設されるまでに乗り越えなければならないハードルが沢山ありますが、大勢の皆さんに協力を頂きながら一つ一つ建設に近づけている所です。
国内の消費電力の、どの程度がまかなえる…などと、けっして大げさに捉えるわけではありませんが、でもお日様が出ている限り静かに着実に発電し続けてくれるなんて、これこそ夢みたいな装置に思えてなりません。
近い将来に、たとえばガスタンクみたいに超大容量で安価な蓄電池装置が開発されたなら、こうした揺らぎが多い自然エネルギーでも一旦貯める事によって、その地域で効率よく地産地消できる時代がそう遠くない将来にやって来ると私は信じます。
誰かでは無くて、自分達で目指すことで少しでも、どこかの誰かに貢献出来たとしたら、それは相当やりがいがあって、幸せなことだと私は感じます。
あらためてご協力いただいている皆さんに感謝!