パルコミュニケーションズでは新潟地域脱炭素経営支援プラットフォームに参加しています。
経営支援プラットフォームとなっていますが、もちろん一般市民の皆様も当社では大歓迎です。
脱炭素と言う言葉にもう耳にタコ状態かもしれませんが、さて皆さんは普段の生活の中でどれほど溶け込んで行動して居られますか?
私達はまだまだ自分の使いたい分だけ電気屋ガスやガソリンを享受出来ています。
今日購入するガソリンを半分に制限される事も有りませんし、1500Wも流れるドライヤーで風呂上がりの髪を十分に乾かす事も可能です。
涼しいエアコンが効いた部屋でうたた寝も出来ますね。
とりあえずその代償である料金さえ払えばいくらでも利用する事は可能であって、そこに制約や制限がある事態では無いですね。
しかし…もしも明日から使用エネルギーを制限される世の中になってしまうとしたら、私たちはどうなってしまうでしょうか?
事実、今冬の寒波で一時的ではあっても大停電の恐れがあった事をご存じでしょうか。
また今後もその様な事象が発生する可能性が有るかもしれないと、先日政府からもコメントがありました。
ご存じでしたか?
成熟した経済社会であたりまえに利用できるようになったのも、実はまだ最近の事。
自家用車が世の中普通に乗れる様になったのもまだ半世紀ちょいくらい。
電気だってガスであっても私の祖父祖母の子供時代にはまだ無かった事を考えれば、私たちの消費生活がいかに当たり前の贅沢になっていると言う事を改めて考えさせられます。
私達はたったの半世紀ばかりで、地球の環境さえも変えてしまうくらいに毎日大量の化石燃料を消費し続けています。
一瞬で捨ててしまう為に作られるプラスチック製品にも膨大な石油が使われます。
もっと早く気が付けばよかったのに、そんな考えも及ばないくらいに経済の進歩が速すぎて、しかし重要な「限りがある」と言う認識を忘れていたでしょうか?
しかしだからと言って、今日、今から利用する電気やガソリンをゼロには出来ませんね。
そんな私たちにもチャンスがあります。
省エネの次には創エネの時代に移行出来るからです。
同じに使うのであれば、少しでも小さく、またどうせ利用する電気であれば、化石燃料より風やお日様で得られた電気で思いっきり生活すれば良いのです。
ずっと以前にもお話ししましたが、石油やガスは膨大なエネルギーを私達に提供してくれました。その密度は非常に高い為に、今まで大きく経済は発展してこれました。
いくら徳川時代が300年続いたと言っても、その間に使用した化石燃料は非常に少ない。
しかしこの100年余で利用した化石燃料は超膨大です。
時代背景からイメージが湧いて頂けたでしょうか。(笑)
自分の部屋で石油ストーブをたとえ1リットル消費しても、そのガスは大量に出ます。
いくら地球が大きい?からと言って、毎日石油タンカー何十隻分の石油を燃やし続けたら、海水の温度でさえ上がるくらいにもなるでしょう…。
2030年までに今の膨大な消費社会を改めないと、もう取り戻す事は困難かもしれないと言われ始めています。
あと十年もあるのではありません。
あと3000日余りの日々の中で、全てが継続し続けられる社会を構築する必要が有るのです。
だからこそ省エネが出来たら次は創エネへ移行します。
しかし大きな会社だけが利益の為だけに取り組める訳ではありません。
私達一人一人が協力して、出来る創エネを心掛けなければならないと思います。
創エネは利益重視だけでは進まないと私は考えています。
一般住宅では年間の電力使用量を屋根だけで補える発電や蓄電性能まで上がって来ています。
これまでに大きく享受してきた社会の利益を集約してまでも、これからの十年でそれを取り戻す創エネ社会に進んで行かなければならないと私は思います。
小さな当社で先ず出来る事は、たとえ小さなぽつんと一軒ソーラーでも、合計発電量を増やすこと。
ゼロ円ソーラーにはそんな願いが込められています。
初めに御伝えした、「地域の未来のための選択」に、皆様のご支援をお待ちしています。