社長ブログ

季節は春へ

早いものであっという間に二月(如月)に入り、今日はもう立春。

暦の上だとしても春へのカウントダウンが始まる気分は高揚感もあって期待に胸が膨らみます。ここから見る東京の景色は既に陽春の様相です。(写真は当社の三浦半島現場からです)

毎日が冬晴れの関東に居ると、今が冬真っ盛りの事を忘れてしまいますが、新潟ではもうしばらく凍てつく日も続くでしょう。

しかしその分一層に春の有難さを感じるのも北国ならでこそです。

 

今冬は雪が無かったお正月に油断していた事は否めませんでした。

一気に続いた寒波と大雪に、1月の段取りを狂わされた方々も多かったと思います。

当社の現場も様々な苦労がありました。

毎日真剣に取り組んで下さり本当にご苦労様です。

  

猿酉騒ぐとは干支でのお話ですが、まさに昨年から政治も経済も騒然としています。

その中心は何と言っても米大統領の発言で世界中が振り回されている事がその全てかもしれませんし、経済界では毎日がシビアインシデントの連続ですし、為替で大きな影響を被る企業は固唾をのんで見守るしかない状況と思います。

 

こんな硬い話は当社に似合わないかもしれませんが、一番影響すると思われる自動車業界の出来事は日本に大きく影響しますので、遠目で見るわけにはいかないでしょう。


 

私自身はCO2削減をはじめ、環境問題が史上最大のポイントと考えていますが、そのテーマが後ろ向きになってはなりません。

 

地球規模から見たら薄皮にも満たない酸素の層の中で毎日莫大な化石燃料を燃焼すれば、継続不可な事は子供でも分かりそうな話です。

化石燃料はまだまだあるのかもしれませんが、使い切る前に持続可能エネルギーにシフトする為の大切な高効率な畜エネルギーと考え、それに気が付き構築を急ぐべきです。

太陽光発電を見ていると、無尽蔵のエネルギーを授かっている事に改めて気が付きます。

おそらくそれに携わる多くの人が今それに気が付いていると思います。

 

売電やFITの事だけがクローズアップされがちですが、問題は個々の家庭レベルでも解決できそうなレベルまで来ている物理的な事実ではないでしょうか。

高価だったリチウムイオン電池が、一般家庭で数日まかなえそうな容量までコストダウンが図れて来ましたし、1台の電気自動車に100KWhものバッテリーが搭載出来るとは、つい最近まで夢物語だった筈。

 

成せばなる なさねばならぬ何事も…。

 

一般家庭だけでも、今後の新築住宅など順に蓄電池が備われば、自然エネルギーを蓄えられる膨大なパワープールが生まれます。

 

たとえば一家庭の蓄電池が10KWhとすれば…

10KWh×1万軒=10万KWh=100MWh蓄電設備(固定分散型)

 

たとえば電気自動車が100KWhとすれば…

100kwh×10万台=1000万KWh=10000MWh=10GWh蓄電設備(移動体分散型)

これって凄くありませんか?

電気にはガスや石油の様に運搬の必要ありません。

既に全国津々浦々に行き届くインフラ(電線)があります。

今後ガソリンスタンドが減り、不便になるであろう山間部でも電気自動車が解決出来るようになるでしょうし、とにかくCO2をその場で排出しないで移動できます。

 

猿鳥騒ぐが経つ鳥跡を濁さず…!

物騒で騒がしくとも、様々な経路をたどったとしても、結果濁りの無い政策と、希望あるエネルギー社会の到来に期待したい春分の日に思うことでした。

私に似合わない難い案件と感じた皆さん。

新しい春に免じてどうかお許しを! 笑

どうぞ暖かな素晴らしい春をお迎えください。

関連記事

TOP