今年のGWは日本初のヴァカンスになるか?
いよいよGWが迫ってきました。
今年は元号改定もあり5月1日が祝日になった影響で、はさまれた2日も休日となり今までに無い10日間の大型連休となります。
す…凄いですね!
長く社会人をやってまいりました私にとりましても、この様な長期連休は初めてかもしれませんし、人生においては冠婚葬祭などの出来事や病など無い限り、主に仕事を長期に休むと言う出来事は無かったと思います。
日本ではこのくらいの連休で思わずヴァカンスと言う言葉を使いたくなりますが、そもそもヴァカンスとは何なのでしょうか?
ウィキペディアで調べて見ました。
以下ウィキペディアから抜粋
「フランスの法律では、休暇は連続5週間まで取得可能となっている。夏季には企業経営者から労働者(従業員)まで、数週間のヴァカンスを、子供たちも2ヶ月間のヴァカンスをとり、思い思いの過ごし方で楽しむ。フランス人にとっては「人間が元気に生きていくため必要なもの」となっている。一般的なスタイルのひとつは、(日本で一般的な短期周遊型の休暇と異なり)夏季に連続1ヶ月ほどにわたる長期滞在型休暇を過ごす、というものである。」
どうでしょう…。
10連休で驚いていてはダメですよ!笑
このような法律で決められている国においてはこのように定義付けされているわけですし、当然社会の仕組みとして根付いているわけです。
ヨーロッパ圏などにおいては、そもそも仕事そのものへの考え方も私たちとは違うところがありますので、文化として当たり前となればヴァカンスは生活の仕組みそのものなのだと思います。
私たちもそうした成熟した?社会つくりをして行く必要性を今問われているのではないでしょうか?
しかしまず先に時間の短縮だけでは、それぞれの職種での複雑に絡み合ったサービスの仕組みの中で、すべての歯車を上手く連結しない限り一気に休暇だけ進めてしまってはどこかに歪が生じます。
先のフランスのように、すべての国民がその様な思想の基で動いている国と、今まで一生懸命働くことを美徳として感じて来た国民性の中では、そう簡単で無いことは想像できます。
ではフランスと日本での国民の総生産まで踏み込んだときは、いったいどのような結果…グラフが出るのでしょうか?
社会のしくみは?サービスは?そのそもの感じる豊かさとは?
社会のインフラとしての様々なきめ細かなサービスやおもてなしが行き届いた日本で、もしこのヴァカンスを現実的なものにしようとしたときに、まず何を先に行動しなければならないのかを考える必要があるでしょう。
特に中小零細企業では時間によって売り上げを上げる企業も多く存在するでしょう…。
お休みや残業が減って即収入が減る方々も多く存在する事も事実で、逆に就業時間を気にしない個人事業主や一人親方の方々は稼ぐ為に一層沢山の仕事を請けようとされるかもしれません。
雇用形態の違いだけで就業時間の概念が大きく違ってしまっても、それは社会全体で歪が生じるかもしれません。
様々な考え方もある中で、企業としてはしかし時短は必須目標です。
やはり取り組んでいかなければなりません。
先にお話ししたヴァカンスもやがては実現できるような社会つくりを少しづつですが確実に進めていきたいですね。
そこにはお客様も企業も働く方々すべてが理解できる仕事のあり方を考える機会も必要と思います。
今回はまだまだ短い?ヴァカンスなのかもしれませんが、のんびり充実した大型GWに成る様にしましょう。
しかしどうしてもお休みできないサービス業や交通機関、医療に携わる方々、今回は元号改定の作業関係者やその他沢山の方々、本当にご苦労様です。
すべての方々にとりまして、充実した良きGWになります様祈っております。