社長ブログ

新潟から東京へ

本日晴天の東京入り。

相変らず冬の関東に雪が無い事は解ってはおりますが…。
新幹線の長いトンネルを超えた先の真っ青な青空。
今年はいつもの年よりも日本海側との差を痛感してしまいます。

この2週間は新潟勤務でした。

特に週末にかけての大雪は、一旦天気が良くなって、気がゆるんだ新潟県民を、これでもかと陥れました。
それは18日の金曜日です。

前日は久しぶりの日差しで、このまま春がやってくるかの陽気でした。

今年は昨年末の始めの寒波からずっと雪の印象で、新潟市内には珍しい根雪(初めに降った雪がそのまま解けずある事)もあって、ようやくようやく春が来るのかなあ…。
そう思った矢先の朝、外は一転して吹雪。
解けかけた積雪の上にまた新雪が積もって真冬へ逆戻りです。
こういった日は道路が危険です。
融けだした雪が道路上で凍ってしまい、車道は非常に危険になります。
案の定、関越など高速道路が早朝から閉鎖。バイパスやした道も通行止めと事故で大渋滞。おまけにJRもマヒ状態と、ありえない程の交通状態となったのです。
いつもは30分の通勤路が3時間ほどかかり、始業もままならない状況で、おそらく出社や学校をあきらめた方も多かったのではと思いますが、都市生活になれきった私たちにとって、移動手段がなくなる事態をただ茫然と受け止めるしか無い事態を久しぶりに経験した今年なのです。
そして今も継続中。
春3月まであと10日。
本当に待ちどおしい今年の春ですが、こうして東京へたったの2時間移動するだけでそこには別世界があります。

あまりの積雪で、本当に買物に出られないお年寄りや、屋根に積もった雪を茫然と眺めている雪国の人間から見ると、この風景の違いはなんとも恨めしく感じてしまいますが、それだけに北国に住む人々は忍耐強くなると言われます。

多少の事ではへこたれない、雪で狭くなった路をお互いが譲らなければその先へ行けない。お互いが大変な思いを共有しているから湧きあがる優しさなのだと思います。
こうした思いやりやねばり強さは当社のラインマンスピリッツにも共通しています。
当社の社員、協力業者の方々は、この大雪の中も現場へ出かけて行きます。
しかも地デジが間にあっていない、山沿いの集落に向けて朝早くに出動して行くのです。
雪の積もった高所作業車に乗って…。
出かける前は一瞬無口になります。
そこには迷いの無い、心を決めたスピリッツがあります。
そして先輩や同僚へのリスペクト。
こんな姿を関東の方が見たらきっと震えあがるかもしれません(笑)
でもそうしないと現場は年度内に終わらないのです。
私が言うのも照れますが、どうでしょう…かっこいいですよ!
そして、そんな姿を見ているから、内勤の職員も負けずに一生懸命なのです。
多少の事ではヘコ足れて迷ってはいられませんから。
明日からの1週間は、私は一足早い春を感じながら仕事が出来ます。
新潟の仲間を想えば、その分一層頑張らなきゃいけないと思う今日の東京入りでした。
本社の皆さん…春はもうすぐです。
明日もご安全に!
いからし。

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