社長ブログ

2011年4月のブログ

TITLE: 一部の誤差を生んだ原因
AUTHOR: 
パルコミュニケーションズ
DATE: 04/23/2011 01:20:36
PRIMARY CATEGORY: 
緊急地震速報

311日に発生した東北地方太平洋沖地震以降、いまだ数えきれないくらいの余震と思われる地震が発生していますが、
緊急地震速報(警報)が適切に発表できていない事例が本震の直後から暫くの間生じていました。
この原因として気象庁は下記の様に発表しています。
?異なる場所でほぼ同時に発生した複数の地震をひとつの地震として処理したため震度の予想に大きな誤差が生じたもの。
?停電や通信回線の途絶のために緊急地震速報のデータ処理に使用できる地震計の数が減少したため震度の予想に大きな誤差が生じたもの。
 しかしこうした状況下では有ったものの、最大震度6強以上を観測したすべての地震を含む、東北地方太平洋沖地震以降の45事例中15事例については、
概ね適切に緊急地震速報(警報)を発表できたとの事です。
詳細につきましては、下記資料全文をご覧ください。
また、上記?に関しては現時点で既に復旧しています。
今だ賛否も伴う緊急地震速報ではありますが、しかしたび重なる余震に置いて、
「事前に揺れがわかる情報の重要性」を、多くの方々に体験いただけた事も事実です。
平成23 (2011 )東北地方太平洋沖地震以降の緊急地震速報(警報)の発表状況についての文献
http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/29a/eew_hyouka.pdf
参考サイト
緊急地震速報とは
緊急地震速報の限界
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/Whats_EEW.html

TITLE: 最大クラスの余震
AUTHOR: 
パルコミュニケーションズ
DATE: 04/08/2011 01:48:48
PRIMARY CATEGORY: 
緊急地震速報

あれから発生する日々連続する余震。
当社に設置している緊急地震速報システムは、予測震度階級を「レベル1」にまで下げていますので、数多くの地震をほぼ毎日発報しています。
つまり新潟市東区の当社で「予測震度1以上」の地震が受信されると、それを全て計算し発報させるわけです。
工場や電鉄会社様の様な提供先におかれましては、予想震度階級は4から5弱位が一般的でありますが、
当社ではモニタリング調査もかねて予測震度階級を「1」に設定しています。
さて、そんな中で先ほど大きな揺れを東京オフィスで感じました。
先日の大震災の余震の様です。
ここは5階建ての最上階ですので、このビルの中では一番大きく揺れたかと思いますが、
当社に設置されたエイツー社製のIP型緊急地震速報システムが、初めから「予測震度3」として約50秒前からのカウントダウンを始めてくれたので、
私は殆どあわてる事なく、自宅に電話する余裕さえあったのでした。
電話の先は新潟ですが揺れの到達時刻まで50秒程もあると、実際の揺れが来る前に電話回線を結ぶことが可能に成ります。
今回は棚から物が落ちたりすることも無く、予測震度もあらかじめ知っていましたので冷静な自分を保つ事が可能でしたが、
これが出先の高層ビルや、何も情報を得られない中での被災だとすると、まして夜などは相当不安で怖い経験に成ることは必至です。
東北地方では今広域な停電にもなっている様子ですが、またもの大きい地震に被害が最小で有る事を祈ります。
以下は当社新潟本社に設置された衛星の緊急地震速報システムが、同じく社内に設置されたサーバーを通じて送ってきたデータです。
ご参考下さい。
地震発生(速報)
2011
0407 233240秒頃に地震が発生したと思われます。
場所: 宮城県沖(北緯38.0度、東経142.3度)
深さ: 40Km
規模: マグニチュード
7.4
震度: 5

予測震度: 4
到達予測時刻: 20110407 233350秒頃

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