毎年訪れるこの日なのですが、最近は毎日が災害の報道ばかりで、つまり毎日防災対策に目を向けなければいけなくなっているのが事実ではないでしょうか。
これを書いている今日現在も台風に刺激された秋雨前線が全国広い範囲で大雨を降らせていて、正に防災の日その日にも災害が懸念されます。
今は当たり前になったゲリラ豪雨は、今年もあちこちで発生していて、関東では落雷の被害も重なりました。
私達通信工事に携わる者にとってはその電気的被害だけでも怖いものがあり、特に真夏の停電は酷暑でエアコンが必需品となっている現代では大変な問題ともなってきます。
下記サイトは内閣府が出している防災情報のページですが、ここに「もし一日前に戻れたら…」というエピソード集があります。
実際に大きな災害に遭われた方々の体験談に基づいていますのでその重みを感じる内容です。
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/pdf/Ichinichi_Web2013.pdf
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/pdf/Ichinichi_Web2013.pdf
この中で三陸鉄道の関係者のコメントでは、先に緊急地震速報が有効に列車に知らされていた事が分かり参考になります。
今回は海溝型地震であったため、陸地に伝わるまでそれなりに時間がありました。
その間に運転士は少しでも危険が無い様列車を運行されていました。
僅か数秒でも出来る事がある。
当社も携わる緊急地震速報が世に出た時は「こんな情報で危険が防げるのか」が議論になり、失敗したときの事ばかり懸念される声が多かったのも事実です。
確かに先日も大きな誤報があって、多くの方に多大な迷惑をかけたのも事実です。
しかし先にあった様な「確かに使える減災情報」としての認知が国民にも広まったから、今はそのマイナス面にも打ち勝って浸透したのだと、利用者協議会の初期会議に参加してきた私自身感慨深いものがあります。
今は海外からも高い評価があるようです。
9月1日。
年一回の戒めとして、今一度身の回りを確かめて、少なくとも出来る事は今のうちにやって置く。
その行動を起こす日に…
皆さんもされて頂ければ幸いです。