今度はPorscheが充電器+再エネ
先日はtesla急速充電器スーパーチャージャーが新潟にオープンした事を御伝えしましたが、今度はあのPorscheが再生可能エネルギーとのコラボで、これまた新潟でディスティネーション充電(訪問地、目的地充電)器を設置したとのTV報道と地元紙にも掲載されていました。
その場所は全国三大薬湯で有名な松之山温泉…。
充電器二台設置の内一台は観光案内施設、もう一台はホテルです。
今回設置されたのは急速充電器では無く一般家庭にも該当する普通充電器ですが、しかしその出力は8kwも有るとの事で、これなら大きな容量のEVタイカンも一晩で必ず満タンでしょう。また、この充電器は国内メーカーの200V充電器と形式は同じとの事です。
元々が雪深い土地柄で、山奥にある風光明媚な温泉地ですので、お客様の殆んどはクルマで向かう事になる温泉地と思いますが、実は以前からEV充電器は設置していて、お客様へのサービスに繫げて来られたとの事。
しかし以前の充電器電力が小さく今後の大型バッテリーを搭載したEVには役不足になります。
また記事にもありますが、ここ松之山温泉は地熱発電にも取り組んでいて温泉地から少し離れた山の中にゴーと音を立てているそのたたずまいは地球のエネルギーを感じます。
こちらで噴き出す源泉はなんと100℃に近いとの事で、まさに沸騰する源泉ですね。
記事の中で「再生可能エネルギーを重視する姿勢はPorscheの哲学と同じ。
松之山温泉にEVを誘致するきっかけになればいい」と有り今回の設置につながった様です。
Porscheと言えばクルマ好きでは無くても必ず知っているスポーツカーの代名詞。
どちらかと言えば大排気量なエンジンをターボで加給して走るイメージでした。
しかしその世界を代表する自動車メーカーが、その性能を損ねるどころか、逆に今までの記憶を置き去りにするくらいの加速で走るEVタイカンで登場した事は、今までの概念を覆す時代の変化を感じる一コマです。
事実、昔ながらの温泉街に今までに聞いたことの無いEV音?(UFOの様な…)を響かせて走る映像はどこかCGの様な、空想的でとても不思議な雰囲気が有りました。
先日の急速充電器の件も含め、電動化への自動車維新…今まさにその時代へ突入しようとしている事を実感する出来事と思いました。