夏の風物詩、入道雲
気象用語では積乱雲と言い、日中の太陽光で熱せられた空気が上昇、
上空の冷たい冷気に一気に冷やされて飽和水蒸気量が下がり水滴になる。
それが一気に落下するのが夏の主な夕立ちです。
別に昔からあったこの夏の気象現象が、実は以前よりも広範囲に激しくなっているのが、
ここの所の集中豪雨に繫がっています。
一見、美しい景色にどこか心象風景の様にも思える青空に生える入道雲も、温暖化による異常な水蒸気量と沢山の積乱雲が一直線上に出来る線状降水帯となると、かなり狭い地域に
膨大な雨量をもたらすことになります。
スコールとは以前は赤道地域の主に南国で発生する短時間に収まる集中雨の事でしたが、現在の日本ではそのようなスコールが連続して発生、膨大な雨量をもたらす様になって来ました。
添付の雨雲の写真は、低く長く帯状に見えます。
最近はこの様に空気中の水蒸気が多く湿度も高い日が続きます。
集中豪雨は梅雨の末期や夏季においては私の幼少期からもある現象ではあって、特別今だけに発生しているわけでは無いこれら現象が、実は年々増す温暖化、海水温の上昇と水蒸気量が大きく影響していると考えられます。
一つ二つの入道雲であれば情緒豊かな風景で済みますが、その発生が予測しにくい線状降水帯になった時その周辺は、一刻も早い非難への準備が必要です。
先日損害保険関係者からお聞きしました。
近い内に損害保険の保険料が一気に2割ほど上がるそうです。
私達が気象災害に合うその確率が急激に上昇していると言う事。
備えあれば患いなし…
今一度気象に十分注意して、防災を見直すきっかけにして頂ければ幸いです。