9月に当社も参加させて頂きました新潟県西蒲区での「いわむロック」ですが、
太陽光発電とエネルギーの専門誌、PVeyeの11月号に掲載されました。
ご存じのとおりこの秋は、全国で見舞われた超大型台風災害で今も大きな傷跡が残っており、未だに長引く停電もクローズアップされています。
多くの太陽光発電施設でも倒壊や浸水の被害もあった中で、自立運転に切り替えて利用出来たユーザーの中には「停電の中で非常に助かった」との意見もあり、これからの災害対策で大きな課題と教訓を残した災害となったのだと思います。
実は当社の発電施設もPCSが一部わずかに浸水し、もう数cmだけでも底を高く設置していれば免れた事例となりました。
パネルが屋根の上であれば安心…では無く、当然地面に近い機器に関しては注意をはらう必要があります。
近年に無かった水害でも、長いスパンではどこかで発生しかねません。
特にこれからは設計上の工夫で免れるのであれば、積極的に災害を意識した施設づくりが必要と感じます。
11月号のPVeyeで、既に当社が取り組みを始めていた「EVを畜電設備として活用したシステム」として、V2Xを取り上げています。
前にも記述しましたが、いわむロックではニチコン製のパワームーバーを使用して、野外コンサートやイベントに出店する方々への電力供給をおこなったものですが、今回は日産自動車様の協賛も得られた中で、EVが搭載する大容量のバッテリーを、何台もの日産リーフから取り出して利用する様子を取材して頂いています。
演奏する若いシンガーの皆さんも、「まさかEVから供給される電源でアンプや電気が使えるなんて!」と今回のイベントがかなり新鮮に映っていた様子でした。
記事の中では、今後再生可能エネルギーの、FIT切れに対応するソーラー発電の工事店や販売店のなかで、EVを大型の蓄電池として利用、販売する為に、地域のディーラーや販売店と今後協業して行く様子が述べられています。
新型リーフで62kwhの大蓄電容量ですから、考えることは皆同じ方向へ向かうのは自然の流れになる事は必然ですね。
一軒家でも数日の電力をまかなえると言われています。
固定の定置型で同じ容積なら車両価格の倍くらいかもしれません。
掲載された写真にもありましたが、「動く蓄電池」とは、今後のEV社会へ向けて、それは交通社会だけでは無く、BCP対策としての住宅用エネルギー設備をも変える出来事へと繋がって行くのです。
自動車という移動手段だけにとどまらない、こうした社会のパラダイムシフトが今始まろうとしているのかもしれません。
PVeye ウエブサイトから。