今週、南信州にあるイチゴ農園を見学してきました。
イチゴと言えば冬から春にかけて市場で出回る季節ものですが、実は夏秋に生産される夏イチゴなる品種があるのです。今回はその夏イチゴの出荷が行われている現場に伺い勉強?試食?をして参りました。笑
しかしイチゴはかなりデリケートですので、沢山収穫できるのは土地や気象やノウハウなどの条件がそろわないと事業ベースには難しいのが現状です。
しかしその本来苦手とされる夏秋に糖度も高く美味しい苺が生産されたらそれは商品価値は高まると言う事になります。
一季成りではなく四季成りで生産される事は生産者にとって夢の様な栽培方法ですがそんな日がそう遠く無い将来にやってくるかもしれません。
もちろんそう簡単ではありません。
現在国内のイチゴは1月から5月に旬とされ、それ以外の殆どは海外からの輸入に頼っていて、しかも鮮度が重要な訳ですから国内で生産されことがいかに望ましいかがわかります。
しかし現状は夏季は出荷量全体の5%くらいにしかならず、しかしスイーツなどそれ以外の需要に対しては海外輸入に頼る事になる訳です。
確かに何気無く今までスイーツショップで目にするケーキ上のイチゴは夏季に甘い苺に遭遇できなかったのはその為なのかとわかりました。
今回殆ど異業種の勉強会ではありましたが、こうした学びがヒントとなり、様々なご縁の中でつながる事業もありますので、目からウロコの見学会となりました。
甘くさわやかな香りが漂う高原での見学会でしたが、そこに働くアグリエンジニアの方々は研究者同様、様々な苦労の中で繊細なイチゴをまさに天塩にかけて育てているのだと感じた次第です。
今までスーパーなどでパックになったイチゴをあたりまえに無造作に頬張っていた私でしたが、これからは一粒一粒大事に頂こうと思います。
最後に忙しい収穫の中で対応くださいましたA社の方々、またI社の農場の方々午前中の貴重な時間に大変有難うございました。この場をお借りし感謝申し上げます。