社長ブログ

省エネ社会の切り札になるか…ZEH!

※ 写真はパナソニックの太陽光発電関連サイトから。
 



ZEH
(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅の高断熱化と高効率設備により、快適な室内環境と大幅な省エネルギーを同時に実現した上で、太陽光発電等によってエネルギーを創り、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量が概ねゼロ以下となる住宅です。

経済産業省では、「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」を目標とし、普及に向けた取り組みを行っています。

上記の目標の達成に向け、平成28年度のZEH支援事業(補助金制度)においては、自社が受注する住宅のうちZEHが占める割合を2020年までに50%以上とする目標を宣言・公表したハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者、建売住宅販売者等を「ZEHビルダー」として公募、登録し、屋号・目標値等の公表を行っています。

平成293月現在において、全国のハウスメーカー、工務店を中心に5,566社がZEHビルダー登録を行っています。

経済産業省資源エネルギー庁HPから

 

 

なんと素晴らしい取り組みと思います。

東日本大震災から6年が経過し、自然災害だけでなくその影響はエネルギーの確保をどうするかと言う大きな問題に直面し、その明確な回答はいまだ得られていないのが現状です。

 

しかしこの数年で、以前では考えられないほどの再生可能エネルギーを生産する事が可能になり、また不安定な電源として揶揄されて来た太陽光や風力発電の電気を蓄電する事で安定化して使用出来る見通しも出て来ています。

 
 

それは電力会社が設置する大規模な蓄電設備もありますが、各家庭にも普及して行こうとしている個別の小型蓄電装置もそうです。



そのほとんどが高価なリチウムイオン型蓄電池型なのですが、ここ数年でのコストダウンはその普及を可能なレベルにまで下げて来ています。

 

また以前も触れましたが、今後急速に電気自動車社会に移行して行けば、分散型ではありますが、膨大な電力を電気自動車に蓄電する事が可能になります。

  

自動車のエネルギーは大きいので、1台で容量100KWhも既に存在します。

いざという時は、一般家庭の10日分位に匹敵する量ですから驚くばかりです。

 


政府は今後の住宅政策について、ゼロエネルギー住宅を推進しています。

その相称がZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)なのです。

 


要は「高効率と省エネ+創エネ」

 

エネルギーのロスを防いで、より少ないエネルギーでしかも太陽光などを利用してエネルギーを作り出す、全住宅を巻き込んだ壮大な計画とも言えるのではないでしょうか。

 

2020年で一般的レベルに、2030年までに半分の新築住宅での採用を目指すZEH社会。

普及の要は全国の工務店さんの取り組みと、理解する施主様の考え方と思いますが、既に多くのハウスビルダー様が登録を済ませておられる事は本当に素晴らしい事ですね。

 

コストバランスで似ている例とすれば、たとえば自動車の安全装置。

昔はかなり高価だったエアバックやABS,アイドリングストップ等々も、今では自動ブレーキまで標準化されるかもしれません。
 

そうした事象を考えれば、安全にかかわる必要なコストは既に最低限必要な設備コストです。無理ではなく、エネルギーもこれからの社会は全員参加で取り組む必要があります。

またこうした取り組みには補助金も欠かせないところですが、既にその枠も進められているので、今後新築を考えておられる方は是非とも参考にされて頂ければ幸いです。

 

私達パルコミュニケーションズ、パルエナジーマネジメントでもZEHに関して重要視されるソーラー発電や、それらをマネジメント出来る蓄電監視制御システムを提案する事で、地域社会に一層貢献して参りたいと考えています。

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