ついに念願の日産新型ノートe-power に試乗して来ました。
同じく日産の電気自動車リーフをお借りし試乗してから一年。
リーフは電気だけで走る自動車として、この12月になんともう既に6年が経過します。
当時はまだガソリン車全盛で、また街にも充電器スポットも数が少ない時代でしたので、そうとうな未来感のある自動車として登場し、驚きをもって見学に行ったことを思い出します。
クルマ自体の性能は素晴らしく、音も振動も無くシームレスに加速していくその感覚は内燃機関エンジンには無い、高級サルーンでもその静寂性は演出不可能な滑らかさです。
当時、静かで速くCO2を出さないその自動車はこれからのメインになるかと思われました。
大きなバッテリーを搭載しているのに価格も手の届く範囲です。
しかし走行出来る距離と、充電に必要な時間にそれなりの難点がある事は否めなかったと思います。
一回の充電でせめて300km、急速充電に必要なスタンドがもっと身近に有れば…。
こうした性能やインフラ整備が求められて来たのが、リーフが発売されて今に至る歴史だったかもしれません。
そんな中で今回登場したのが新型ノートe-power。
それは電気自動車からの逆転の発想…? ガソリン式内燃機関エンジンを直動力ではなく、なんと小型バッテリーへの充電だけに使用、走行はモーターだけで走らせる自動車なのです。
いわゆるハイブリット?ですが、プリウスや充電を必要とするPHVとも違う、まさに昨日まで世に無かった新しい技術の自動車です。
で、ここからが私自身のインプレッション…笑。
外見…その1
なんとGT-Rを彷彿とするゴールドメタリック(プレミアムコロナオレンジ)
また新しいカラーのグリーンのメタリック(オリーブグリーン)もその輝きが「美しいEco色!」
外見…その2
今までもコンパクトカーの中では一番カッコ良かった。
その上新型はV字のグリルをまとい今まで以上にシャープでカッコよくなった。
内装…
全体に落ち着いていて、メーターの視認性が非常に良い。
レザーに施されたシート、ステッチ加工、ムードあるインパネはオトナ。
個人的に乗った瞬間の新車の匂いがたまらなく好きである。笑
走行…
確かにエンジンはかかっていてもペダルに応答するのは電気モーターだけ。
アクセルを踏んだり、強く加速を求めると、それなりのエンジン回転になるものの不自然な感じは一切なく、かなりスムージー。
総評…
「輝きのV字デザイン+高性能コンパクト&スポーティー」が合っているでしょうか…。
今回高速道路の走行は出来ませんでしたが、80km付近での巡行では至って滑らかで追い越し加速がとても気持ち良くアクセル踏めば瞬時に反応します。車が軽く感じるのはトルクフルな電気モーターならこそでしょう。
肝心な燃費について、走行距離が短いので今回は不計測ですが、部分的には今のハイブリットよりかなり良い印象でした。いつかエコランで挑戦したいと思います。
一旦は電気自動車を作った日産自動車ならではの、この様な発想のクルマが出来てしまうのかもしれませんが、新型セレナに自動運転を搭載するなど、最近の日産はそのCM通り刺激的な車が多く魅力的です。
個人的にはいつかはGT−R、それともフェアレディZに憧れますが…。
でも手にする頃(出来る?)には、超高性能スポーツカーにもe-powerの技術が搭載されているかもしれません。
何でもそうですが先陣を切って、モノや行動を起こす事は並大抵なことではなく、先んじてそれを仕掛け、普通乗用車として電気自動車の販売を手掛けて来た自動車会社が日本にある事は改めて凄い!
感動したテスラモデルシリーズも刺激的ですが、ノートe-powerは手が届く自動車としてもかなり未来的、魅力的なクルマでした。
最後に、クルマ以上に感動的だったこと。
日産販売店のセールスの方々。
おそらくとても忙しいにも関わらず一度もそんな雰囲気は出さず、「お客様は貴方だけです…」的なご対応。
これが企業のマネジメントであったとしても、それはなかなか難しく、その人の個性として光る部分と思います。
最近の日産の好調さは、永ちゃんの?いや日産のキャッチ、「やっちゃえニッサン」がありますが、フロントの方々にもこうした「やる気」が浸透しているからなのかもしれません。
なのに最後にハンコも押さない客でしたのに、本当にゴメンナサイ。
魅力的なクルマと素晴らしいホスピタリティで御もてなし下さり、本当にありがとうございました。
また…是非に、伺わせてください!笑