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今日のNHKスペシャル 

NHKスペシャル シリーズ原発危機 安全神話 当事者が語る事故の深層
本日22時放送の番組を見ました。
福島第一原子力発電所の事故で、「絶対安全」とされてきた日本の原発の“安全神話”はもろくも崩れ去り、安全委員会の議論をもとに、何が事故を招いたのかを検証する番組でした。
未曽有の大災害を引き起こした「福島第一原子力発電所」の事故で、「絶対安全」とされてきた日本の原発の“安全神話”は崩れ去り、長年、安全性の根拠となってきたのが、原子力安全委員会が定める「安全審査指針」でした。指針の策定や改訂をめぐり、当事者たちは何を議論してきたのか。安全委員会の膨大な議事録とインタビューをもとに、“神話”の内実を明らかにする。そして、何が今回の事故を招いたのか、検証する内容です。
これを見ていて、私たちが今なぜこういう事態に陥ってしまっているのかが少し理解出来た気がします。
電力は生活や産業発展、更には国の水準を高める原動力に他なりません。
事実、私たちはこの50年で、過去にない発展をしてきました。
高度経済成長を可能にしたのは間違いなく安定した電力が有ったからでしょう。
当たり前に生活をしてきた私にはそんなことに疑念を抱くことは有りませんでしたが…。
当事者の不安や葛藤もまた、高度成長の中に押し殺し消えて行ったのかもしれません。

石油や電力を発展のスピードに合わせて確保出来たから、今の私たちの生活があるのは紛れもない事実でしょう。しかし関係者の間ではいつか取り返しのつかない事故が起きてしまうのではと言う疑念を、「そんな事は起きないんだ」と、神話を自ら自作自演してしまったのでしょうか。

万が一の確率を、限りなく無かった事にしてしまう怖さを人はもっていると感じます。
今年、万が一以上のはずたったその安全神話はわずか50年で崩れてしまいました。
ここにきてまた地震の発生頻度が上がっています。
当社の緊急地震速報では全国での発生をリアルタイムに伝えています。
東日本だけでなく、北海道や新潟、北陸、沖縄地方や中国地方と全国に渡ります。
マグニチュードも大きく余震と言うより活動期と言った感じです。
下記は当社新潟本社での受信データの一部です。
地震発生(速報)
2011年11月26日 09時05分46秒頃に地震が発生したと思われます。
場所: 佐渡付近(北緯37.7度、東経138.3度)
深さ: 10Km
規模: マグニチュード4.5
震度: 3
予測震度: 2
到達予測時刻: 2011年11月26日 09時06分07秒頃
地震発生(速報)
2011年11月18日 03時57分56秒頃に地震が発生したと思われます。
場所: 福井県嶺北(北緯35.9度、東経136.3度)
深さ: 10Km
規模: マグニチュード4.9
震度: 4
予測震度: 1
到達予測時刻: 2011年11月18日 03時59分21秒頃
原発は全国に点在しています。
今すぐにゼロは不可能にしても、また同じ確率で50年以内に同様な事故が発生したとしたら、私たちの住む場所はどうなってしまうのか。
答えはすぐに出せないにしても、始める一歩さえあれば、再発の一歩手前で食い止められかもしれません。
先ずは私たち一人々でスタートすること。
そして皆で取り組んで行ければ、私たちの次の世代には間にあうかもしれません。
というより、せめて間にあわせて上げる事が私たち世代の責任と感じてしまうのです。

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