社長ブログ

新年明けましておめでとうございます。(社内の皆さんへ)

初詣

謹賀新年 今年もよろしくお願い致します。

 

新年あけましておめでとうございます。

まさかのコロナ禍で明け暮れた2020年でしたが、今年もこうして新しいお正月を迎えられたのも日々の皆さんの精進があったからこそと思います。

いつもありがとうございます。

 

 

私自身、昨年末に関越自動車道の大渋滞も経験し、家族で無事に正月を過ごせた事自体の有難さを痛感する年明けになりました。

 

 

今回は友人や親戚などのご挨拶に伺う事も慎み、可能であれば電話やSNSばかり。

おそらくこの様な人も多かったものと思います。

 

 

昨年の今頃から騒ぎ出した世界的な感染症ですが、横浜にクルーズ船が入港したのが2月の初めでした。あの時は船内だけの出来事と思われましたが、あれから1年を経たない内に瞬く間に世界中の隅々まで広がっている事実は、スーパーコンピュータやAIが有っても結局予測不可能な出来事なのでしょうか…。

 

 

こうしている間にも、医療従事者や関係者の方々は、明日がどうなるか判らない状況で家族にも会えず勤務されています。とりあえずは通常に近い生活が出来る私たちとは全く違う環境であることに改めて感謝と敬意を示さなければなりません。

 

 

 

そして昨年はそのコロナ禍に私たちの仕事も大きく翻弄されました。

売上や業績を下げてしまったのは超大手のお客様含め、世界中で思うような経済活動が出来ない世の中ですので仕方ないとは思いますが、何がニューノーマルで、どういう世界が待ち構えているのかは常々考えつくさなければなりません。

 

 

常に変化を掴み、何が必要で何が必要で無くなって行くのか、巨大なインフラを抱える企業でさえ先の状況変化を掴めないでいる現在、おそらく正確な回答は無いかもしれません。

しかし周辺へのアンテナの感度を上げる事は私たちが得意とするところではないでしょうか。

 

 

社員一人一人がお客様の状況変化をとらえて、自分たちに何が協力可能なのか、またその為に何の準備が必要なのかを、先んじて掌握する必要が私たちに有ります。

 

 

幸い当社は深い専門分野を持ったエンジニアが行動しています。

次なるノーマルな世界を先んじて取得して、新しい世界をけん引して行く存在になる事はプロンジニアとして期待される事です。

 

 

そんな中で昨年末に大きなニュースが飛び込んで来たのは環境分野です。

いよいよ世界中を巻き込んだ大きな潮流が脱炭素社会であって、今後大きな投資、ビジネスチャンスとして本格化して来ます。

いよいよ日本もいよいよ大きく舵を切り始めます。

 

 

2050年までへのカーボンニュートラルはあと30年も有りますが、しかしそんな余裕が世界に無い事は明白です。そしてこの宣言は、どっちにしてもいづれはゼロにするというコミットメントが重要であって、このような重大な目標が定められたら、すべてがそこに急ぎ向かい始めます。

 

 

世界中がそれに気が付いたのはもうとっくの昔からですが社会、経済の変化への勇気が今少し足りなかったのかもしれません。

私たちの取引先企業のCIにもある様に「持続可能なエネルギーへ、世界の移行を加速する」に共感し進めて参りたいと思います。。

 

 

既に北欧での新車販売の半分以上がEVになっている国の事実は対岸の出来事では無く、日本が出遅れている事も示しています。

しかし逆に言えば、私たちに巨大なチャンスが埋まっているという事実でも有ります。

 

 

 

今までの当社の取り巻く事業内容は大きなマーケットとは言えなかったかもしれません。でも、だからこそ専門分野を生かして生業として来られた事実でも有ります。

 
 

既にこの分野で先陣を走ってきた私たちが生かせる土俵は既に有る筈です。

今まで培った技術と人脈を今こそ最大限生かして行く事で、この先の長いスパンで当社の市場環境は整って行くでしょう。

 

 

2021年は延期されたオリンピック・パラリンピックが開催される年として、昨年以上に期待しているお客様も多い事でしょう。

私たちはそれに加えて既に整ったマーケットを持っています。そう考えた時、ここからが大きく飛躍出来るチャンスの最前列に居る事を全員で自覚しましょう。

 

EVの世界のトッププレーヤーと共に社会貢献に参加出来る事は素晴らしい事ですね。

 

5Gエリアに関してもこれからが勝負です。

ソーラーは安全で取得しやすい再生可能エネルギーとして益々必要になって行きます。

変革を迫られる電波環境の、私たちの保有する専門知識はもっともっと武器になります。

 

 

 

最後に、長く当社のお客様でいて下さる長野電鉄株式会社の昨年発刊された100周年記念誌の、一文をご案内して終わりにしたいと思います。

 

 

1918年から二年間流行したスペイン風邪の時期と、長電前身の河東鉄道の立ち上げ時期がぴったりと重なっていた事、しかしその逆境の中でその後100年に渡り様々な事業を重ねて今の長野電鉄が存続している事に感銘を受けると共に、いつの時代にも大きな逆風が有っても冷静に大局を見極める思いこそ重要である教えと感じます。

そうした企業様に、たとえ他県であってもずっとご愛顧頂いて来た事は当社の大きな誇りです。

 

 

私たちにとって「今」がとても大事な事は変わりありませんが、この記事に触れて長いスパンでの物事や事業の在り方、大切さを教えて下さった素晴らしい歴史であると思います。

 

 

私たちも今こそ、大きな時代の変化を見極めながら地域社会への貢献を忘れず日々の仕事に従事する事で、「またあなたにお願いしたい、あなたが来てくれてよかった」と言って頂ける仕事を続けて行きましょう。

 

 
 

改めて皆さんの努力に感謝申し上げます。

  

                              令和3年1月6日

                              株式会社パルコミュニケーションズ

                              代表取締役社長 五十嵐修

 

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