以前からお伝えしているガソリンを始めとする内燃機関エンジンのこの先の状況ですが、各国が規制や廃止の具体的なプランを前倒しで打ち出して来ています。
環境対策の先進を謳ってきた日本で同様の動きが見られないのが不思議?なのですが、たとえば中国では既に昨年に規制を開始していますし、ノルウエーはなんと2025年に、アイルランドでは2030年より全面販売禁止を発表、フランスやスペインでも2040年とし、先日の2020年2月、今度はギリスが予定を5年も前倒しして2035年に全面禁止を発表しました。
これって部分的ではありますが産業革命に匹敵すると思いませんか?
レコードがCDへ、ブランン管が液晶やELへの移行した比では無いくらいの移行規模です。
販売禁止とは、それまでに流通するエンジン車は乗れるから大丈夫?と言う考えもあるかも知れませんが、こうしたインフラを伴う自動車産業においては、ある流通割合を超える新しいインフラに偏って来るのが通説かと思います。
当然、ガソリンや軽油など販売コストが運搬や保管でかさむシステムにおいては、ある割合を境にして急激に維持困難なって来ることが想定されますので、こうした先進諸国の発表は既に自動車や石油産業の足元を揺さぶる???どころか、激震となっている状況と考えられます。
昨日都内で国産の水素バスが運行しているのを見ましたが、以前のディーゼル車の様に黒煙や轟音?を振りまく事も無く、若干のインバーター音が心地よくぐんぐん加速して走って行きました。もちろん排気管は有りませんので水だけのクリーンな乗り物です。
こうした大型車が先ずは環境性に貢献するのは、排気ガスもそうですが圧倒的な静かさゆえに今までは敬遠されてきた閑静な住宅街などへの走行も可能にするでしょうし、高齢化社会へ向けたドアツードアのサービスなども可能になったりしますので、コストさえ下がればいい事しかありません。
乗用車においても既にEVの日産Leafなど、走ってよし、充電が便利、電気を溜めてBCPや停電対応など、これもいい事づくめです。
夜間電力で充電すれば走行コストは内燃機関の遥かに安価で済みますし、技術立国の日本でも早急な移行が期待出来ます。
このような大きな産業移行期においてはまた新しいビジネスも期待できますので、私的には楽しみでなりません。
当社では過去から通信分野で培ったノウハウで、環境やBCPを踏まえた上でのお客様サービスを軸に既に沢山のお手伝いをさせて頂いております。
引き続き当社ではこれからの電気自動車社会を支えて参る所存です。
既にスタートを切った新しい交通社会に向けて、EV車両自体の導入も積極的に行い、インフラ共々基盤整備に力を注いて参ります。