社長ブログ

あけましておめでとうございます。

 
謹賀新年2020
 
 
 
既に1月も後半に入ってしまいましたが、あらためて新年明けましておめでとうございます。
 
 
 
この時期いつも思いますが、年末年始はゆっくり過ごすどころか、残ってしまった仕事の残務や、年始に向けた準備、またいつもは会えない友人や、親せきなど、あれこれ満たそうとして一瞬で過ぎて行きます。
結局年賀状も思うようにお出しできずで、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
 
 
昨年は秋に相次いだ台風により、甚大な被害をもたらしました。
ここ数年はいつもなんらかの自然災害が発生し、日本のどこかで避難や仮設住宅を余儀なくされている方がおられます。
 
こうした出来事が自分に起きなければ直ぐにのど元を通り過ぎて行くのが現状なのかもしれませんが、今この時もそうした方々がおられる事を忘れ無いように過ごしたいと思います。
 
当社が深く係っている長野県、主に北信地域でも千曲川決壊と言う大惨事が起きてしまいました。
この時の台風19号は主に上陸した関東域周辺で注意喚起がなされていましたが、その大雨は山梨から関東周辺の山岳に降り注ぎ、その膨大な雨水が周辺の河川を濁流となって流れて各地で洪水となったものです。
 
そうした経緯から、今回の災害は各地でまさかの不意打ち感が否めず、それが避難活動を遅らせる原因にもなったと考えられます。
 
大きな河川周辺の地域では、日頃からの訓練や、昔からの「言い伝え」など、普段からの注意喚起がいかに生かされたかで人的被害の大きさが大きく変わります。
 
先の東北での大震災で、津波の被害にあわれた地域でも、「津波が来たらてんでんこ」と言う言い伝えにより、「たとえ家族でもその時は連絡も取らずにバラバラでもとにかく高台ににげろ」を実行された方々がおられました。
 
自分がいざと言うその時に、この言い伝えが守られるかどうか…。
まさにそこが日頃からの訓練に他ならない部分なのかと改めて思います。
 
千曲川周辺での洪水では他ならぬ当社の施設も浸水被害にあいましたが、それでも21日後に復旧出来た事は感謝の念に堪えません。
 
またこの度の災害で被害にあわれた方々に改めて心からお見舞い申し上げます。
 
 
 
こうした気象災害も重なり、全世界で地球規模の温暖化と気象変動が大きく叫ばれています。
 
日本では京都議定書などCO2削減に大きく取り組むはずでした。
 
あれから23年も経過する中で未だに再生可能エネルギーシフトへの大きな進展も見られていないのが現状ではないでしょうか。
 
最近では主に太陽光や風力はFIT制度に守られる中で貢献はしてはいるものの、この先の展開は明るい展望にはなっていないのが現状です。
しかしながら、国内にはまだまだ膨大な自然エネルギーが使われないまま埋蔵されています。
 
太陽光では農業放棄地や、風力では主に東北地方の海洋上など、その試算量はまだまだ膨大です。
 
こうした論議になると必ず出るのは「お日様任せ風任せのエネルギーは使えない…」です。
 
地球的な規模の自然?災害と、のど元に突き付けられた経済活動への警鐘を、待ったなしで取り組んで行かなければならない時代。
 
既にプラスチック業界や航空業界には、その影響が淘汰として出始めています。
明日から石油を燃やせないとしたら…。
今からすべての包装プラスチックが使えないとしたら…。
 
この課題に全ての企業が向かって行かなければならない時代に入ってしまいましたが、深く考えるほどぞっとします。
 
しかしながら今年一年が、「これを解決しなければ通常の経済活動がままならない!」と言う状態から、「少なくとも抜け出せそうだ!」と思えるような期待が持てる一年になれば良いと感じます。
 
 
こうした中で自分が先に出来る事は、やはり目の前のエネルギー使用を最小限にする努力や、エアコンやストーブの温度を調整し、その分服装で涼暖する事など。
 
たとえ一人が1日1W削減努力すれば日本だけで1日1億W以上削減できます。
 
私たちはもう今までの概念の中で生活する事を真剣に考え直さなければ、「今の子供たちにさえ認めてもらえない時代」に生きていることを真剣に考えて進める必要があります。
 
 
 
当社では、再生可能エネルギーだけで企業活動を行うRE100を宣言できる企業規模にはありませんが、実質的な宣言を行い、主に下記を基に継続して参ります。
 
1、既にソーラー発電の施設合計は1.2Mを超え今年も増設を目指します。
2、自家消費などFITに頼らないソーラー発電を目指し活動を継続しています。
3、EV電気自動車車両を積極的に増やします。(2020年上期で全3台)
4、ソーラー発電と蓄電池、さらにV2Hを設置した再生古民家「仮称 パルエナジーマネジメントハウス」を新潟市内にオープンします。
5、EV電気自動車車両普及に充電器設備設置工事で大きく貢献、継続して行きます。
6、SDGsの7番と13番に主に取り組みます。
7、LED設備導入工事を通じてエネルギーの省エネ化に貢献していきます。
8、その他省エネと再生可能エネルギー普及に向けた地域活動を行ってまいります。
9、5G、ローカル5Gに関し、今まで培って来たRF技術を活かして普及に努めて参ります。
10、「ソーラー発電と農業」や「ソーラー発電と自動車道路」など、生活に無理のない持続的な環境活動を推進して参ります。
 
 
 
以上、本年も環境活動と経済活動とのマッチングを意識した企業を目指して参る所存です。
本年も当社スタッフを何卒よろしくお願いいたします。
 
 
令和2年1月17日

関連記事

TOP