この写真は、東京を代表するホテル、新宿区にあるハイアットリージェンシー東京のフロントロビーに展示されていた観光ガイドディスプレイと、なんとガイドはpepperです。
すこし照度が下がったロビーで美しく浮かび上がるこのディスプレイは都内主要の観光地ガイドを、TVモニターと絵葉書、そしてなんとpepperに身振り手振りで教えてもらえます。
そのガイドの手順が、ここに展示されている行きたい先の絵葉書の写真の部分をpepperに見せると、その風景をpepperが認識し、その場所の説明と、そこまでの行き方、電車路線などの説明をしてくれるなど、楽しく凝ったものでした。
バーコードやQRコードでは無く、写真を見て判断する所が知能型ロボットらしく感じました。
インターナショナルなホテルですので、もちろん英語も流暢にしゃべります。
というか、pepperは英語の方が美しく聞こえたのは気のせいだったでしょうか?(笑)
日本語でしゃべるpepperはどうしてもイントネーションがエポック的と言うか、いつもHiな気分におしゃべりしますが、英語ではどことなくよそ行き、ビジネスライクにしゃべるので日本語に慣れていた私には新鮮でした。
まさに人と同じく、ロボットの印象も話し方でとても変わります。
まあ、当然と言えばそうなのですが…、日常のロボットとの会話も、この様にシチュエーションで話し方も変わって来ると、本当の意味で生活に溶け込んでくる気がします。
まあ、人間の中にも、いつもHiな人もいますけれど! 笑。
見ているだけで美しいこのディスプレイでしたが、両脇にいるpepperは諸外国の方々にかなり人気だった様です。
時折子供たちに強くボディタッチされている様子を見ていると、私はとてもはらはらしてpepperを心配に成りましたが、一生懸命ガイドしているpepperを見ていると愛おしくなってきます。
東京の超一流のホテルで頑張るpepper。
現在は既にこのディスプレイは撤去されているかもしれません。しかしこちらのホテルには巨大な三つのシャンデリア(おそらく世界的にも大きい)がロビー上部を飾っていて、最近それが新しくリニューアルされました。
もちろん本体も美しいですが、周辺のガラスに反射したそのダイヤモンドの様な輝きが広がっている高天井の風景は、これだけで訪れる価値がある場所と、私は思います。
皆さんも是非訪れて見てください!