こんにちは!
パルの細貝です!
最近、本が読みたくて仕方ない病にかかっています(笑)
定期的にやってくるんですけれど、毎回読みたい内容は異なります。
ある時は「ギリシャ神話」、ある時は明治時代に活躍した文豪の著書…
今回は「日本昔話」です。
今日まで語り続けられてきた「日本昔話」とはちょっと違った「本当は怖い日本昔話」。
そのうちの一つをご紹介しようと思います。
「お銀小銀(おぎんこぎん)」
お銀小銀という姉妹の娘がいました。
母親はお鉄といって小銀の実の母親であるけれども、姉のお銀にとっては継母でした。
姉妹とも器量は好し、二人とも親達には至って孝行者であったけれども、お銀は前妻のこと言うこともあり、母親にとって疎ましい存在でした。
父親が家を留守にする間、母親はお銀に対してひどい仕打ちをしていました。
そんなある日。
母親は疎ましい感情が日に日に増していき、ついにはお銀を追い出そうとする。
一方の小銀は、姉のお銀のことが大好きなのに、母親はそんなお銀を家から追い出そうとして板挟み。
小銀は母親の言いつけは守るけれど、大好きなお銀を家から追い出されないように暗躍します。
しかし、ついに母親はお銀を菜の花の種が詰め込んである樽の中に、閉じ込め土の中に埋めようとします。
小銀は樽の底に小さな穴をあけるほかできず、お銀に「春になったら絶対迎えに行きます」と伝えます。
その後すぐにお銀は樽に詰め込まれて、土の中に埋められてしまいます。
小銀はお銀が埋められてしまったことを気にして、ついには病気にかかってしまいます。
来春、菜の花が咲くと、小銀はお銀を迎えに行かねばならないという思いで、病気を治します。
病気が治ったことで、母親は大喜び。
「久しぶりに元気になったので、外の空気を吸いに行ってきます」と母親に告げ、小銀は菜の花をたどって歩きます。
しばらく歩くと、菜の花が咲いた土の盛られている場所にたどり着く。
そうして、小銀はお銀を助け出すことができました。
めでたしめでたし。
…というお話です。
伝承ですし、地方によってもお話が若干変わってくると思いますが、大筋な流れはこんな感じだと思います。
お銀にとって好きな母親から疎ましく思われるのは、さぞ辛いことだったろうと思います。
前妻の子であったとしても、子供に等しく愛情を注げる人になりたいものです。
さて、今週のたのめーるは…
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