社長ブログ

ピンチをチャンスに…。

ついにと言うか突然と言うか…

ここ連日、再生可能エネルギー買取制度の報道が波紋を呼んでいます。

国内多くの電力会社で再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)に基づく太陽光発電などの電力の新規受け入れを、2014101日から当面中断する事になったからです。

当社も事業として計画している太陽光発電所に関してもその影響は大です。

   すでに沖縄電力は8月上旬から、九州電力は925日から中断していたので、近いうちに波及するのでは?と言う懸念が業界にはありましたが、ここまで一気に広がるとは想定していたといえどもショッキングな出来事です。

一般家庭からの電力買い取りは従来どおり継続していますが、当社も事業計画の変更は避けられませんので、先週末からの報道に翻弄された一週間でした。

   中断の理由については、各電力会社の計画中の太陽光発電事業をすべて受け入れると管内の電力需要を上回り、電力供給が不安定になることで停電などのトラブルを引き起こす可能性があるため…としています。

確かに国内の送電網はそもそも逆潮流を想定して作られていません。

逆に今まで連携出来た事も技術的な進歩として私は凄いなと思っていましたが、最近ではその想定容量以上の再生可能エネルギーの申請があったと言うこといなります。

現段階ではあくまで申請であって、その施設の大半はまだ連係されていませんが。

しかし私がもっと驚いたのは、今までの論法ではそもそも自然エネルギーでまかなえる発電量はごく僅かであって、国内全体をまかなえる筈がないと言っていました。

しかし…です。

なんとその想定を脅かす?ほどに再生可能エネルギー設備連係の申請があったと言うことなのです。

これって考えてみれば凄すぎる出来事です。

なんとなく今の報道の論評が、「このまま再生可能エネルギーの買取が継続すれば、そのコストは消費者にはね帰り、結果電気料金が高くなって大変だ!」などとなっているのですが、これは3.11以降、日本が電力をどうやって確保して行くのか今も危機的な状況にある事に関してかなり違和感が伴うからです。

確かにこのまま同じやり方を継続する事は問題とも思いますが、そもそも、その自然エネルギーで、ここまでまかなえそうな所まで来ている事が私は驚愕な出来事と考えます。電気料金問題をとりあえず棚上げすれば、その発電設備自体は実現化出来るという目論見です。

もちろん国や関係機関も対策に動いていて、この自然エネルギーの大きな変動をいかに吸収して安定的に送電網に繋げるかを検討を急いでいるとの事。

事実沖縄県の宮古島ではその取り組み実証試験を既に行っていて、NAS型蓄電装置で電力を蓄えることで発電量を平滑する試みをしています。

つまり必要なとき(太陽光では曇ったり、風力では風が無いとき)に蓄電池で補う「出力バッファ型」の発想です。

まだ島全体はまかなえて居ないようですが、ここで素晴らしいのは現実的に成功していることです。

町にガスタンクがあるように、比較的安価で「超大容量電力平滑蓄電所」が出来ればなかりの問題が解決出来ます。

なんと「超大型電気タンク」です。

地球を脅かすほどの科学技術で、途方も無い発電所を造る事を考えれば、この様な比較的安全な電力バッファ型の志向はかなり有りという事に成らないでしょうか。


自然エネルギーで賄う社会は直ぐそこまで来ているのにここで諦めたら何もなりません。

せめて全部とは言えませんが、私たちが普段利用する電気量くらいは、宮古島のような志向で利用していく発想が必要な時期ではないでしょうか。

今は当たり前に走る電気自動車も一回の充電で100Km以上走行出来るなんて以前はかなわぬ夢技術でした。

子供の頃、乾電池で遊んだ模型の自動車はちょっと走らせたら消耗して動かなくなりましたよね。

今では本物の自動車が人を乗せて遠くまで走るのです。

ピンチをチャンスに…。

必ずや近い将来にバッファやM2Mを通じて新しい送電社会に出来るのかと思うとこれがワクワクしないわけがありません。

新しい送電網を通じてそんな仕事に私たちが従事出来るとしたら…

それはなんと幸せなことと思っています。

関連記事

TOP